宇宙一わかりやすい高校物理


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宇宙一わかりやすい高校物理 力学・波動

値段1,480円+税
ページ数428ページ+別冊問題集79ページ
出版年初版2012年

宇宙一わかりやすい高校物理 電磁気・熱・原子

値段1,580円+税
ページ数477ページ+別冊問題集120ページ
出版年初版2014年
物理が苦手な文子
別冊でついているのは問題集なのね。
物理が得意な秀樹
本文中にも簡単な問題はあるんだけど,基本事項の確認程度の問題で,ある程度本格的な問題は別冊の問題集についているっていうことだね。
物理が苦手な文子
2冊全部合わせると1,100ページを超えるし,結構小さな文字のところもあって,とても内容が充実しているわね。

力学・波動編の「はじめに」より抜粋

・最初でつまづきがちな力学では,簡単な例を通して徐々に理解を深めていく
・イメージしづらい波動では,波のキャラクターを用いて,噛み砕きながら説明する
・例題や別冊では,基本を抑えるとともに,考え方がわかる問題を掲載する

本書の特徴と使い方
・左が説明,右が図解の使いやすい見開き構成
・別冊の問題集と章末のチェックで実力がつく!
・東大生が書いた,物理受験生に必要なエッセンスが満載の本格派
・楽しんで物理を勉強してください

物理が苦手な文子
どこを開いても,右側のページに絵があって,左側のページに説明があるという構成になっているわ。
物理が得意な秀樹
そこが見やすさのポイントになっているね。やっぱり見やすいレイアウトだと長く使えるよね。

目次(力学・波動編)

力学

1 変位と速度と加速度
2 力のつり合い
3 力のモーメント
4 運動方程式
5 仕事とエネルギー
6 運動量と力積
7 慣性力がはたらく運動
8 円運動
9 万有引力
10 単振動

波動

11 波の性質(その1)
12 波の性質(その2)
13 ドップラー効果
14 レンズ
15 光の反射と屈折
16 波の干渉

目次(電磁気・熱・原子編)

電磁気

1 静電気
2 電場
3 電位
4 電流
5 コンデンサー
6 磁場
7 電磁誘導
8 交流

9 熱と気体の法則
10 気体の分子運動
11 熱力学の法則と気体の変化

原子

12 光の粒子性,電子の波動性
13 原子の構造
14 原子核反応

物理が苦手な文子
かなり細かく項目が立てられているのね。特に波動のところは「波の性質(その1)」と「波の性質(その2)」があるけど,何が違うの?
物理が得意な秀樹
1つに合わせても良かったのかもしれないけど,合わせちゃうと更に細かく分けた項目が多くなっちゃうから分けたんだろうね。ちなみに「その1」は波形,波のグラフ,波の式など「波とはなにか」を学ぶ章で,「その2」は重ね合わせたり,反射したり,波の具体例としての弦や気柱について学ぶ章になってるよ。
物理が苦手な文子
あと,電磁気の章よりも熱の章が後ろに来ているわね。
物理が得意な秀樹
教科書的には「熱」よりも「電磁気」の方が後に来るけど,どちらが先でも問題はないでしょう。この「宇宙一わかりやすい高校物理」は2分冊になっているので,高校物理の2大分野である「力学」と「電磁気」をそれぞれのメインとして,残りを振り分けた,という感じかな。電磁気の勉強をしっかり取り組むためには,この流れもいいんじゃないかな。

運動方程式の立てるステップ

①着目する物体を決める。
②その物体にはたらく力をかき出す。
③力を,物体の運動方向と,それに垂直な方向に分解。
④正の向き(座標軸)を決め,運動方向の合力をF=maに代入。

物理が苦手な文子
この「運動方程式を立てるステップ」の項目は左側のページにあるけど,右側のページには図を使った説明もあるわね。
物理が得意な秀樹
見開きのレイアウトであることをうまく使ってるよね。運動方程式以外の分野も同様のレイアウトだから,分かりやすいよね。

運動方程式を使う最初の問題

滑らかな床の上に質量mの物体が置かれており,この物体を右向きに力Fで左向きに力fで引っ張る。
この物体に関する運動方程式を立てよ。
ただし,物体の加速度をaとし,右向きを正とする。 

物理が苦手な文子
この問題自体には図がないけど,すぐ右側のページには図があるから,それを見ながら考えることができるのね。
物理が得意な秀樹
あと,この問題は本文中にあるから基本的な問題だけど,別冊の問題集の方の運動方程式の問題は,摩擦のある斜面で加速度を求める問題になっているんだ。ちょっと手強いね。
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