![1-1](https://www.rikagasuki.com/wp-content/uploads/2016/06/1-1.png)
打ち上げの速さが同じなんだから、角度が違っても、落ちてくるまでの時間は同じよね?
だって図を見ても、2つの小球が飛んでいく曲線もだいたい同じ長さじゃない?
そう言われれば、同じくらいの長さだね。じゃあ、例えば真上に投げるとして、高くまで上がった場合と、低くしか上がらなかった場合では、どちらの飛行時間が長い?
それは高い方でしょ。でもそれは、高くまで上がる方が初速度が大きいからでしょ。この問題は角度は違うけど、打ち上げる速さは同じじゃない。
まぁそうだね。でもこの問題の図では小球1の方が高くまで上がってるから、小球1の方が飛行時間が長い可能性は無いかな?
確かに小球1の方が高くまで上がってるけど、小球2の方が遠くまで飛んでるから、飛行時間は同じくらいになると思うんだけど?
じゃあ、同じ高さからの水平投射で考えてみようか。初速度を変えて同じ高さから水平に投げ出してみると、どっちの方が早く地面に着くかな?
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見たことあるわ。確かこれって地面に着く時間は同じなんじゃなかったっけ。鉛直方向の運動だけ考えると、自由落下と同じなのよね。地面に着くまでの時間
![Rendered by QuickLaTeX.com t](https://www.rikagasuki.com/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-b51956305dfcacbd6d1f109eea1e3de6_l3.png)
は、鉛直下向きを正として考えると、
![Rendered by QuickLaTeX.com x=v_{0}t+\frac{1}{2}at^2](https://www.rikagasuki.com/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-d9bce9516263a09acb10148511f5bd51_l3.png)
より、
![Rendered by QuickLaTeX.com $$h=0\times t+\frac{1}{2}gt^2$$](https://www.rikagasuki.com/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-c1baf5bf801e39e7a8f3c26405b5bc08_l3.png)
![Rendered by QuickLaTeX.com $$t=\sqrt{\frac{2h}{g}}$$](https://www.rikagasuki.com/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-c747ea0b01d07d39d52358bdc7195455_l3.png)
そうだよね。ということは、最初の問題に戻るとどうなるかな?
落下までの時間は、鉛直方向の運動だけ考えればいいのか。ということは、高く上がった小球1の方が時間が長いので、答えは①になるということね。水平方向の距離は関係ないというのは、なんとなく納得できないけど。
水平投射の時も水平方向の距離は関係ないんだから、同じだね。ということで、答えは①だ。