センター2016物理基礎追試第1問 問3「水の比熱と融解熱」 センター試験の問題で「物理」を学ぼう! 2016.07.152017.02.12 物理が苦手な文子 熱量を求める問題ね。「比熱」とか「融解熱」が与えられているから、これを使うのね。 物理が得意な秀樹 求める流れは分かるかな。こんな感じだね。 物理が苦手な文子 「0℃の氷」に、熱を加えると、「0℃の水」になって、さらに熱を加えて「50℃の水」にした、っていう感じね。 物理が得意な秀樹 50℃だと「水」というより「お湯」だけどね。 物理が苦手な文子 そうね。でもまずは0℃氷を0℃の水にするところからね。ところで、0℃って氷もあるし、水もあるっていうことなのね。 物理が得意な秀樹 そうだね。0℃って水の融点なんだけど、一般に融点では固体の状態と液体の状態が共存しているんだ。 物理が苦手な文子 ということであれば、きっと融解熱の値を使うのね。 物理が得意な秀樹 融解熱は330J/gとなっているから、1gあたり330Jの熱を加えると、氷が水になるっていうことだね。 物理が苦手な文子 単位がJ/gだから、何となく分かるわね。さっきの図ではこれがなので、 物理が得意な秀樹 ここまでは合ってるね。これで氷が全部0℃の水になったので、次は50℃の水にしよう。 物理が苦手な文子 単純に温度を上げるのは、を使えばいいのかな? 物理が得意な秀樹 そうだね。水の比熱4.2J/(g・K)が与えられているから、その式を使うよね。 物理が苦手な文子 このとき必要な熱量がだから、 物理が得意な秀樹 いいね。最後にを計算して、単位をkJにすれば答えだ。 物理が苦手な文子 えっと、 物理が得意な秀樹 正解!答えは⑥だね。