
グラフの問題はまず縦軸、横軸が何なのかを確認することが大切だね。
この問題では縦軸が速度

、横軸が時刻

ね。
よくある

グラフだね。この一般的に

グラフからは何が分かるかな。
確かにそうだけど、そこからいろいろと分かるじゃない。
えっと、確か、横軸と囲む面積が移動距離になるんじゃなかったっけ。
その通り!今は、0sから50sまでの移動距離だから、この面積が移動距離になるね。

ということは、台形だから、台形の面積を求めればいいのね。

いいわよね。上底は30-10=20だから、移動距離

は、

このグラフからは、平均の速度じゃなくて、瞬間の速度が分かるっていうことなの?
そうだね。例えば

=20sの瞬間の速度が10m/sとか、

=40sの瞬間の速度が5m/sと分かるわよね。あくまでもその時刻の瞬間の速度ね。
じゃあ、平均の速度は、それらの値を平均すればいいっていうこと?
それでもいいのかな?でもそう考えると、0.1秒間隔とか、0.05秒間隔とか、どこまで細かくすればいいか分からなくなるわ。
そうなんだよ。平均の速度って、速度の値を平均するんじゃないんだよ。
だって、どこまで細かくして平均値を取ればいいか分からないでしょ。
まぁそうだけど。だったら、「平均」っていう言葉を使わないでよね。
でもイメージとしては「平均」なんだよ。計算方法は簡単で、移動距離をかかった時間で割ればいいんだ。
そういうこと。途中で止まっていても、途中でもの凄く速いときがあっても、単純に「距離÷時間」だよ。
それだけなの。ということは、移動距離はさっき求めたから、平均の速さ

は、


いわゆる

グラフだね。
そうだね。さっき、

グラフでは、面積が移動距離になるっていうことで、計算したけど、

グラフからはもう1つ大切なことが読み取れるんだ。

そうだよね。だから、傾きの正負が加速度の正負に対応しているので、こんなことが分かるね。

ということは、もうグラフは⑤しか無いっていうこと?

そういうことだね。値を計算しなくても、正負だけで⑤だっていうことが分かるね。一応計算してみるとこんな感じだね。
