「電柱」を科学的に見た3つの疑問

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1.電柱は電力会社が設置しているの?

 電柱には電線が張られています。電線には電力会社からの電気が流れています。だけど、ちょっと低めで細い電線しか張られていない電柱もあります。これはNTTが設置した電信柱(でんしんばしら)ですね。さらに電力会社からの電線も、NTTからの電話線も両方張ってあるものもあります。それぞれの”柱”を呼び分けることもあるようです。

 電信柱という名前は、基本的にはNTTなどの通信ケーブルが張られているもののことを言うみたいです。そういえば、NTT東日本の正式名称は「東日本電信電話株式会社」です。昔は電信電話公社(電電公社)でした。この「電信」から電信柱となったのですね。

2.電柱はいくらなの?

 調べてみると、通常の8mの電柱で22,000円と書かれていました。思っていたよりも安いですね。車の事故などで電柱を倒したときは、立て直さなければならないですが、残念なことに22,000円では済まないようです。電柱の値段よりも運搬費、設置費などの方が遙かに高いのです。

 もちろん、もっと背の高い電柱だと、電柱自体の値段もそうですが、運搬費などもものすごく高くなるでしょう。安全運転を心がけましょう。

3.電柱に付いているのは、電線と、電話線の他には何があるの?

 電力会社の電力線、NTTの電話線、の他にも、たとえば電力会社の電話線もあったり、NTT、KDDI、電力会社の光ファイバーがあったり、CATVのケーブル、街路灯、交通標識、変圧器、電柱広告などいろんなものが付いています。注意深く見ると、数字が書いてあったり、白いガイシというものが付いていたり、調べてみるといろんなものがあります。子どもと一緒に近所を散歩しながら調べてみると面白いかもしれません。

 そういえば、私が昔勤めていた会社では、電柱にPHS(Personal Handy-phone System)のアンテナを付ける設計をしていました。PHSは携帯電話の料金がまだかなり高かったときに、低料金だけど通話エリアが都市部に限られるような電話でした。

 また、電力線だけでもいろいろあって、おおよそ高さによって電圧が違います。高いところにある電線の方が電圧が高いんですね。

 それから、電圧が高いにもかかわらず、そこにとまっている鳥が感電しないのはなぜなのでしょう?ちょっと難しいかもしれませんが、子どもから出るよくある質問ですね。調べてみると電力会社のサイトなどから分かりやすい答えが見つかると思います。

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