「マグロ」を科学的に見た3つの疑問

テレビを見ていたら、マグロが出てきたので、マグロに関する疑問を上げてみました。あくまでも科学に関する疑問です。

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1.マグロは泳ぎをやめると死ぬのか

調べてみると、「死ぬ」と書いてあるサイトと、「止まっても死なない」と書いてあるサイトがありました。

マグロは泳ぐことで、口に入ってくる海水から酸素を取り込んで、呼吸をしています。つまり、口に海水が入ってこないと窒息死するようです。

「止まっても死なない」と書いてあるサイトは、「止まっても死ぬわけではない」と書かれていて、どうも止まっている時間の認識が違うようです。つまり、窒息死しない程度の時間なら止まっても良いのでしょう。

疑問とは少し離れますが、マグロが泳ぐ速さは7〜8km/hくらいのようです。もっと速いと思っていました。陸上100mの選手で36km/hです。男子のマラソン選手で20km/hくらいです。それよりもマグロの平均速度は遅いということです。

さらに、止まると窒息死するということは、寝ている間も泳いでいるということです。「ほとんど寝ていない」とか、「右脳と左脳を交互に休めている」とか、「マグロの睡眠については、まだよく分かっていない」というサイトがあります。少なくとも、人間の睡眠とは全く異なるようです。

2.水族館で大量死した原因は何なのか

いろいろと原因は考えら得るようですが、現時点(2015年2月17日)ではウイルス説が有力です。

当初は「集団パニック説」とか、「ストレス説」などがありましたが、いずれも決め手に欠きます。ウイルスも内臓から検出されたようですが、そのウイルスが大量死の原因になったかどうかはまだ分からないようです。

3.マグロを完全養殖したというのは、どのくらいすごいのか

近畿大学がクロマグロの完全養殖に成功したのは2002年です。研究着手から32年が経っていました。

外で捕獲してきた幼魚を成魚に育てる養殖技術は確立されていました。成魚から受精卵を取り出し、育てるのがなかなかできなかったようです。

信念を持って32年間研究を続けたというのがすごいですね。

研究というのは時間がかかるものです。最近は成果が出ないと研究費が削られるため、結果が出ない場合は別の研究に移ることも良くあります。32年間研究を続けた方々も、支援を続けた方々も、信念を持っていたからできたのでしょう。

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